
国境の町に近づくと検問が現れた、検問があるというのは二国間の緊張も伝える。
私は国境の町ウアキージャスに着いた。国境に接する町は賑わっていた。
エクアドルとペルーの国境をエクアドル側はウアキージャス、ペルー側はトゥンベスと言う町で隔てている。
エクアドルを出国するためにはイミグレーションで出国スタンプを押してもらわないといけないのだが、これがボーダーに近接させておけば良いものを少し町から離れた道沿いにある。
朝一で、まず出国スタンプを押してもらいにイミグレに出掛ける。
検査官は、マジマジとパスポートを見返すが、よっぽどの不備が無ければ日本国のパスポートで断られることはある筈も無く、さんざん見た後でスタンプを押す。さぁ出国の準備は整った。いざペルーへ。
準備の出来た私は荷物を背負いボーダーへと歩き始めた。
ボーダーに近づくに従い「カンビオ、カンビオ」と電卓片手に男達が声を掛けてくる。
カンビオつまり両替の事。ココで言う両替とは、闇両替ののこと。
正規の両替屋や銀行よりレートがいい事が多い。
しかし騙されることも多いので、気を付けたい所だが、興味本意でどれ位のレートで取引をしているのかを尋ねてみる。
どちらにしても、ペルーへ入国すればペルーの通貨ソルは必要になるのだ。ならばと、ココで少し両替しておこうと思い、本格的に交渉に入る。

交渉って駆け引きが大切なのよね。